ヨガ指導者トレーニング > トレーニング3つの特徴 > 『実感』を大切にするカリキュラム
特徴03『実感』を大切にするカリキュラム
ヨガ講師は「アーティスト」である
皆さんは、指導者トレーニングを修了した後、実際の指導の場面で最も大切になるものは何だと思いますか?
ヨガや瞑想に関する知識、それを指導するための技術。
そしてもう一つ。
それ以上に、自分の中に「伝えたい感覚や世界」を持っていることが大切だと、私たちは考えています。
それが、私たちが『ヨガ指導者とはアーティストである』と考える理由です。
歌に例えると分かりやすいかも知れません。
歌唱力があって歌はうまいんだけど、なぜか心に響かない、何も伝わってこない歌手。
気持ちが入っていないというか、その世界に浸りきっていないというか、そういう曲を聴いたことはありませんか?
逆に、歌はさほどうまくないんだけど、妙に心にぐいぐい響いたり、痛いほど気持ちが伝わってくるアーティストっていますよね。
私たちはそんなアートの枠組み、つまり自分の中に伝えたい感覚や世界があって、技術を介してそれを誰かに伝えていくことこそが、ヨガや瞑想の指導に大切だと考えています。
ヨガを通して育まれる『実感』とは
ヨガの指導には、自分の内側に『実感』を育むことが大切でした。
でも、それは一体どういった感覚なのでしょうか。
その感覚こそが、「瞑想」と呼ばれる感覚です。
自分の中に揺るがない軸を持ち、同時にありのままを受け入れる柔軟な心を持ち、そんな心で様々なものを受け取ったときの、穏やかで優しく、すべてを包み込むような感覚です。
自分の心にも身体にも、自分以外の人にもそっと寄り添い、静かにただ耳を傾けている感覚。
それがこの200時間のトレーニングを通して、私たちがお伝えしたい感覚です。
でも、その受け取り方にも「違い」があっていい、感じ方は人それぞれでいいと考えています。
その人だから見える景色があり、その人だからこそ伝えられる感覚がある。そんな境地こそが、私たちが目指している瞑想の境地なのです。
だから綿本は、自分のヨガにスタイル名を付けません。
それぞれが、それぞれのヨガを育み、それを表現していけばいいと考えているからです。
そしてそのためにこそ、自分自身の心に、そして身体に、ヨガや瞑想を通して得られる『実感』を育むことが大切なのです。
自分の中に伝えたいヨガの感覚、瞑想の感覚がちゃんとある。
私たちは、そんなヨガ・瞑想指導者の育成を目指しています。
瞑想の実感を深める『安全な空間』
そんな瞑想の『実感』を深めるために、当トレーニングでは、アーサナや瞑想の実習以外に、様々なペアワークやグループワーク、自分の内面と向き合うセッションを行います。
ヨガや瞑想に必要な要素や考え方の講義と連動しながら、あらゆる角度からその実感を深めるためのアプローチをとり、そこで得た感覚をまたアーサナ実習に生かしていくのです。
そしてそんな実践や実感を助けるために「安全な空間」を保つことをとても大切にしています。
誰からも馬鹿にされず、誰にも見下されず、誰からも拒絶されていない状態。
そのために、誰も馬鹿にしない、誰も見下さず、誰も拒絶しないというルールを厳守していただくのです。
そういった「安全な空間」を作ることで、ここに居ていいんだという自己肯定感を育み、そこで最高に解放的なアーサナを行うことができるようになります。
さらには、終始笑いの絶えない綿本のキャラクターで、常にアットホームな空気感の中で、トレーニングが進行していく…
そんな、自分が主役の劇場型エンターテイメントを、ぜひ学びながら満喫していただければと思っています。