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ヨガインストラクター資格を取るには
どうすればヨガ指導のための資格を取れるの?
自分のヨガを深めていく中で、誰か大切な人にヨガを教えたいと思ったり、ヨガの素晴らしさを誰かに伝えたいと感じたり、ヨガ講師になりたいと考えたりすることはとても自然なことです。
でも、どうすればヨガ指導者の資格を取って、指導者になれるのでしょうか?
まず大前提として知っていただきたいのは、「現在日本では、ヨガの国家資格がない」ということです。
ヨガの国際的な資格もいえる全米ヨガアライアンスの資格も、インド政府公認のヨガ資格も、日本ではすべて民間資格に過ぎず、ヨガを教える上で必ずしも必要になるものではありません。
とはいえ、指導に関する何の知識もなく、何の訓練も受けずにヨガを指導してしまうと、受講生に怪我をさせてしまったり、あまり効果的ではないやり方で指導してしまったりすることが多々あります。
ですから、専門の機関で一定水準の訓練を受け、その機関が発行する資格を取得することが望ましいと言えます。
ヨガ指導者養成講座、ヨガ指導者トレーニング、ヨガインストラクター資格講座、Yoga Teacher Training、略してYTTと呼ぶことが多いですが、そういったものを受講するのが、ヨガインストラクター資格を取得し、実力のあるインストラクターになる一番の近道だと言えます。
ヨガインストラクター資格講座を選ぶ上で、最も大切なこと
さて、いざヨガ指導者の資格講座を受講しようと、ネットで検索をかけてみると、無数の資格講座(指導者トレーニング)が開催されていることに気づきます。
時間数の違い、値段の違い、カリキュラムの違い…。
一体、何を基準にトレーニングを選べば良いのでしょうか。
細かい点についてはこの後に触れますが、まずはヨガ指導者育成講座を選ぶ際に、最も大切になるポイントを押えておくことにしましょう。
それは、自分が実際に指導したいスタイルに近い資格講座を受講することです。
ひと口に「ヨガ」と言っても、様々なスタイルのヨガがあって、それは「食」で言うと、和食、中華、フレンチ、イタリアンなど、まったく別物と言っても過言ではないほどの違いがあります。
また、和食だけでも、蕎麦や天ぷら、鍋、寿司など、どの分野に強いかといった違いがあるように、パワーヨガ、ホットヨガ、ハタヨガといったスタイルの中でも、どの分野に強いかといった違いがあります。
ヨガの資格講座(トレーニング)は決して安い買い物ではありません。
単に資格を取得するだけではなく、ヨガ指導者として食べていこうと思っているなら、なおさらトレーニング選びは慎重になるべきです。
ですから、単にスケジュールが合うから、場所がいいから、安いからといった理由で決めてしまうと、和食でお店を開きたかったのに、イタリアンを学んでしまった、という悲劇にもなりかねません。
一番大切なのは、その資格講座を通して、どんなスタイルのヨガが学べるのか。そのヨガは自分に合っているのか。その資格講座を担当している先生のヨガに違和感を感じないか。
つまり「誰に、何を学ぶのか」を徹底的にリサーチすることが、インストラクター資格講座を選ぶ上で最も大切なポイントだということを、しっかりと確認しておきましょう。
そのリサーチの最もてっとり早い方法が、講座を担当する先生の指導を直接受講したり、動画を見たりすること。
何料理を学ぶにしても、自分が美味しいと思う味を作れるお店で学ぶのが一番だということです。
※ 当資格講座の講師、綿本彰のyoutube瞑想誘導を聴くには、【朝の20分瞑想】にてご確認ください
※ 綿本彰のクラスを受けるには、【綿本ヨーガスタジオ】にてレギュラークラスをご受講ください
ヨガ資格講座を選ぶ指針
自分に合ったスタイルのヨガ資格講座を選ぶこと以外に、資格講座を選ぶ上で指針となるポイントをまとめてみました。
- 資格講座の総時間数
- 各講義を担当する講師
- 宿題や卒業試験の有無
- 料金に含まれるもの
- 講義は日本語で行われるか
同じ200時間の資格講座でも、分割されて数十時間になっていることもあるので、総時間数をしっかり確認しましょう。分割講座の場合、ステップが進むと割高になることもあるので要確認です。
その資格講座の中で、誰がどの講義を何時間ほど担当するのか。ここがトレーニングのクオリティに直結するので、プロフィールや各講師の指導スタイルも含めて要チェックです。
資格講座の期間中、どの程度の宿題が出て、卒業するにあたって試験が必要かどうかを事前に確認しておきましょう。当講座については【よくある質問】にて説明していますが、宿題はポーズ誘導を徹底的に暗記するといった最低限のことだけ。また、卒業試験はありませんが、講義中に行われる指導練習にて指導力をチェックし、必要に応じたアドバイスを行っていきます。
テキストやマットなどの備品、宿泊研修の場合には食費は朝昼夜ともに含まれるかどうかなど、細かい出費などを含めて、トータルで計算しておくと良いでしょう。
海外には素晴らしい先生がたくさんいらっしゃいますが、通訳者のヨガ知識や翻訳スキルがかなり大きく理解度に影響します。また通訳に必要な時間なども考慮に入れて講座選択をしましょう。
上記のほか、候補の資格講座の卒業生のクラスに参加したり、感想を聞いたりするもの一つの手です。
※ 当資格講座の卒業生のインタビューは【こちら】でご紹介しいます。
※ 全国の卒業生のクラスを受講したい場合は【こちら】で最寄りのクラスをお探しください。
ヨガ資格取得後に行うこと
資格講座を修了したら、次は指導の準備です。
受講した資格講座が全米ヨガアライアンスの講座で、その資格を取得したい場合は、ホームページ上から申請して資格を取得しておきましょう。
次に、PRするためのプロフィール作成、ポーズをとっている写真などの作成、そして指導先の獲得を行いましょう。
指導先は大きく分けて二つあります。
1. スポーツジムやヨガスタジオなどでクラスを担当する
通えそうな拠点でヨガ指導者募集をしているかを確認し、オーディションを受けましょう。どの拠点も狭き門だと思いますが、諦めずに何度もチャレンジして、素晴らしい指導拠点を獲得しましょう。
2.自分で場所を確保、受講生を募集して指導を始める
自宅、レンタルスタジオ、公民館などで時間と場所を確保して、小さな規模から指導を始めるパターン。口コミとSNSでの地道なPR活動で、多くの方に来ていただけるクラスにしていきましょう。
上のように、オーディションで拠点を獲得するにも、自分のクラスを盛り上げていくためにも、最も大切になってくるのが指導力です。
そのためにこそ、自分が本当に好きなスタイルのトレーニングを選び、自信を持って好きなことを伝えていくようにしましょう。